東上沿線物語
 
 

【沿線散歩】和光・樹林公園樹林浴≠フ好適地

2010/10/27配信  提供:東上沿線新聞

【沿線散歩】和光・樹林公園樹林浴≠フ好適地
 東上線和光市駅前から南へ1・5キロメートルのところに県営和光樹林公園がある。広さは約20ヘクタールに及び、広域防災避難地の役割も果たす公園だ。

 米軍朝霞キャンプ跡地の和光市部分にあり、平成 元年の開園。どんなところかと思い、9月の休日の夕方、初めて訪ねた。行きは和光市駅南口から司法研修所循環の路線バスに乗って行った。司法研修所はやはり米軍朝霞キャンプ跡地にある施設で、裁判官や司法修習生の研修を行うところ。樹林公園はその北側にある。

 名前の通り、かなりの部分は樹林で覆われるが、広々とした芝生広場もある。犬との散歩、子供とのボール遊び、寝そべっての読書など、利用者は思い思いにのんびりと過している。

 公園内にはプラタナスやベニバナトチノキなども植えられているが、本数はそれほど多くない。米軍の演習場となる前はゴルフ場の一部だったところで、アカマツが点在するススキの草地だったという。今もアカマツは残っているが、返還後は、ヤマザクラやミズキ、エノキなどが混生する樹林地となった。サクラは種類も多く、早咲きのカワズザクラも何本かある。

 芝生広場の西側に広がる樹林地には、一周が1000メートルと800メートルの2つのジョギングコースがある。柔らかな舗装の上で思う存分ジョギングが楽しめるし、黙々とウオーキングに励む老若男女も多い。森林浴ならぬ樹林浴≠フ好適地とも言えよう。

 平日の朝夕は、通勤通学のために公園を通り抜ける人も少なくない。隣接する都立大泉中央公園(練馬区)の周辺住宅地の住民が電車を利用するには、東上線和光市駅が近いからだ。

 大泉中央公園も米軍朝霞キャンプ跡地の一部。夕暮れ時だったが、ついでに歩いてみた。遊具のある砂場や野鳥の森、噴水やモニュメントのある水の広場などのほか、陸上競技場や野球場も整備されている。すでに点灯している野球場の夜間照明がまぶしい。素朴な樹林公園とは趣が異なり、都会的な雰囲気が漂う。

 再び、和光樹林公園に戻り、花時計のあるエントランス広場に行った。扇状に低い階段を設けてあり、ケヤキで修景している。その奥にある和光市総合体育館は、和光、朝霞、志木、新座の4市の市民が割安に利用できる運動施設が整っている。利用者が行き交い、活気がある。

 公園玄関から和光市駅までは、国道254号線を横断して、一本の道でつながっている。15分近く歩くと和光市駅前に出た。


(志木市在住 周防 洋)


写真1 和光樹林公園の写真その1
写真2 和光樹林公園の写真その2


最終更新:2010年10月27日(水) 16:57:23

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開催場所
和光樹林公園
団体分類
まちの話題
地域大分類
県西
地域小分類
和光市
対象ステージ
指定なし

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