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ストイックな性格とは裏腹に、大胆な経営戦略を持つ川口地区会のホープ (株)力屋 専務取締役 今村敦氏

社名は創業者である祖父の名前から

   一般常識・教養からエンターテインメントまでとにかく知識が豊富で、川口地区会の若手のホープながら落ち着いた独自の雰囲気を醸し出している今村さん。そのルーツや知識の源を探るべく今回のインタビューがはじまりました。
 力屋さんは昭和27年におじい様が創業し、現会長のお父様から現在はお兄様が社長を引き継いでいます。今村さんはお母様が体調を崩されたのを境に、経理部門の長として会社を支えるようになりました。お母様が回復されてからも引き続き中心となっていく事になり、現在に至ります。一度聞いたら忘れない店名は、祖父の力夫さんから一字とった、力屋(ちからや)さんだそうです。

学校卒業後、(株)力屋へ入社

   もともとは、トタンを扱っていましたが、現在は金物建材中心の商品群になっています。入り口から想像できないほど店内は広く、ない物がないのではないか!?という程、沢山の商品で埋め尽くされています。プロから望まれる店として、閉店時刻間際の店内にも多くのお客様がいらっしゃいました。
 情報処理系の学校を卒業後、他社での修業はいらないという現会長の考えの元、迷いなく入社を決断した今村さん。学生時代にやりたい事をやらせてくれた御両親への感謝の気持ちもあり、自社で働く事は必然だと思っていたそうです。

あっという間に地区会の中心人物に

   同友会との出会いは5年ほど前になります。忙しいお父様の代わりに例会に出席したのがきっかけで、川口地区会の当時の小山会長や若手のリーダー柴田現会長に引っ張られ、あっというまに川口の中心人物になっていました。いきなり全国経営研究集会を任されるなど、大役もこなし、隠された力を発揮していきました。
 知識の引き出しを増やしてくれる同友会活動は、今村さんの日々の仕事や生活にとても役立っているそうです。川口にはすばらしい先輩も大勢いらっしゃるので、多くの学びがあります。そして経営指針の考え方も興味があり、いずれは自分でもチャレンジする予定だそうです。沢山の想いや知識がいっぱいつまった指針がどんなふうに出来上がるか、とても興味深いです。

パソコン組立もこなすこだわり派

   プライベートでは、インドア派で、映画鑑賞や読書に時間を費やし、そこから沢山の知識や教養を得ているそうです。春にはジョギングをするのが習慣だそうです。昔はパソコンの組み立てなども自分でしていたくらいで、こだわり派の一面が随所に見られました。今村さんの穏やかでストイックな性格が作られる日常が垣間見られた気がしました。

今後の展望と個人的に今一番やりたいこと

   今後の展望について尋ねると、会社としては事業拡大が目標で、店舗を増やしていきたいそうです。兄弟での経営も、仕事での意見のぶつかりはプライベートに持ち込まないのが鉄則で、うまくやって行っているそうです。
 そんな若き経営者の、とても力強く、長い時代を生き抜いてきた企業の経営者とは思えない程、謙虚に語られる姿勢に、とても引き込まれたのと同時に、混乱の中でも、すばやく行動に移すことが出来る今村さんの姿勢は見習っていきたいと思いました。
最後に、個人的に今一番やりたい事はスカイダイビングだそうです。川口地区会の名物!?「自然から経営を学ぶ」シリーズでぜひ実現して頂きたいと思います。
(川口地区会広報委員 田口佳奈子 記)

会社概要

株式会社 力屋
専務取締役 今村 敦 
埼玉県川口市芝7201
TEL 048-268-3311
FAX 048-268-3350

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