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埼玉で一番「ありがとう」を言われる葬儀社を目指して (有)久喜葬祭社 代表取締役 松永元彦

多様化するニーズの先取り提案を目指す

  今月は、専門式場(久喜葬祭会館)・家族葬専用式場・ペット霊園(ポチたま霊苑)などを自社で所有している(有)久喜葬祭社の松永代表を訪問しました。さっそく経営方針を聞いてみると、松永さんは「100人に100通りの送り方があると思いますので、その人だけのその人らしさを演出する葬儀が出来るように、企画提案をさせていただくことを目指しています。従来の白木祭壇3段5段7段ではなく、花だけで飾る生花祭壇や故人の趣味を活かす飾りや思い出の写真を映像でご覧いただくなど、多種多様な葬儀をお手伝いできます」と話していました。

苦労した経験から強まった社員への思い

   この仕事を始めるきっかけは、22年前松永さんが20歳の時に、先代であるお父様が突然お亡くなりになり、会社を引継がなければならない事情から出発しました。当時はこの業界をサービス業と思っていない人達がかなりいて、しかも全社員が年上なので松永さんは運営と人間関係で大変悩んだそうです。
 この苦労により「会社の発展は社員」との思いで社員採用の際は業界歴がない人を優先にし、同時に社員教育にも力を入れてきました。社員研修において「葬祭協同組合埼玉こすもす」に入会し、そこでリスクマネージメント・コンプライアンスの研修を受け、コーチングを専門とした先生からは社員一人ひとりのマインドをボトムアップするための研修と葬儀に関する技術・技能の向上の研修を毎月行っています。

社員のレベルアップにより提案も活発に

  「社員の中に厚生労働省認定葬祭ディレクター1級の資格を習得する者が現れたり、葬儀会社の評価格付け機関であるJECIA(ISO認証格付機関)より最高評価の五つ星の認定をいただくことが出来ました」と松永さんは喜んで話されました。また社員がレベルアップした事により、お客様に対して学習会やイベント事業が行え、最近の例では遺影写真の作り替え・相続相談会・お盆学習会・お彼岸相談会・会員制度「セレモニー倶楽部」説明会などを行ったそうです。会社が健全に存続発展していくためにこれからも社員教育には力を注いでいくとのことでした。
 そして同友会に入会した経緯を聞いてみると、なんと15年前に一度入会していたとの事です。青年会議所(JC)の活動が忙しく同友会を退会し、JCの卒業と同時に昨年復帰したのです。「同友会は、経営について勉強になることを真剣に取り組んでいることを知っているから復帰した」との松永さんの言葉は同友会会員の一員としてうれしく思いました。

会社概要

  (有)久喜葬祭社 代表取締役
松永 元彦
久喜市本町6−14−23
TEL:0480-22-4847
FAX:0480-23-3000
URL http://www.e-sougi.co.jp

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