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安さんの鉄博通信 >> No.4 新春早々から大にぎわいです。

新春早々から大にぎわいです。

1月3日に入館者数の記録更新です。

おかげさまで昨年10月14日の開館以来、年末までの2ヶ月半で累計496,600人あまりの皆様にご来館いただくことが出来ました。当初は今年3月末までに60万人との予想を立てておりましたので、それを遥かに上回るペースとなっております。
   私たちの不慣れの問題や、模型ジオラマの入場、屋外のミニ運転列車の整理券配布などで長時間お待たせしたり、いろいろとご迷惑もおかけいたしました。
   年末年始の5日間の休館の後、1月3日から新年の開館を再開いたしましたが、なんと初日から15,321人の入館者をかぞえ、昨年11月23日の記録を書き換えることとなりました。休暇を利用された遠来のお客様も多く、「鉄博」へ寄せられた皆様のご期待に身の引締まる思いです。
   主な車両に用意された正月飾りと賀正ヘッドマークのもと、10時ジャストのC57型蒸機の汽笛で2年目が発車いたしました。どうか一層よろしくお願いいたします。
   尚、今年より火曜日が休館日となりますのでご注意下さい。1月7日以降は比較的ゆったりとご観覧いただけるものと思われます。

常設の「鉄道映像」と「車両系譜図」のご紹介

ヒストリーゾーンの各展示車両の脇では、それらにまつわる解説や記録の短編映像がたっぷりと用意されております。開館にあわせて新作されたもの、歴史的映像を再編集したものなど力作がそろっております。
   また、代表的な車両の前には「蒸気機関車の系譜」「国鉄気動車の系譜」をはじめ、カラー写真入りの車種別系譜図のパネルが掲示されており、鉄道雑誌や書籍のものとは異なる明快性と迫力があります。映像も系譜図も元の交通博物館と比較すると格段の充実度です。次回のご来館の際にはじっくりとご覧いただくようお薦めいたします。

全部をご紹介できませんが、私のおすすめは次のとおりです。

(映 像)
「貨物輸送方式の変革」〜 操車場式から直行式へ
「高性能特急電車のさきがけ」〜 小田急3000系
「明治、大正、昭和を駆け抜けた蒸気機関車」
「急勾配に挑む」〜 碓氷峠アプト式鉄道の70年
「東京大阪間日帰り圏に」〜 特急電車こだま開発物語
「夢の超特急誕生」〜 0系東海道新幹線
(系譜図)
「蒸気機関車の系譜」
「電気機関車の系譜」
「国鉄電車の系譜」
「国鉄気動車の系譜」
「特急型電車、気動車の系譜 ----  私鉄特急車両を含む
「台車の系譜」

いずれも鉄道輸送の歴史を振り返り、発達の経過を体系的に復習していただく絶好の材料です。

2008/1/5   鉄道博物館ボランティア   安川彰一