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「日本一の掃除屋!」と呼ばれるその日まで!   (株)アドバンスサービス    代表取締役 永島信之〜【09.03.06】

「昔は社員をお金で釣るタイプだった」

  と語る永島社長。ほんの2〜3年前はどんどん社員が辞めていく状態でした。「自分が変わらなければ」と思っていた時に、同友会の経営指針セミナーを知ります。これはチャンス!と早速、経営指針づくりに取り組みました。(株)アドバンスサービスは清掃・ビルメンテナンスの会社で、地元越谷を中心に、埼玉・東京・千葉・茨城・栃木を営業エリアとしています。

感謝の心の経営理念

  清掃業なので「きれいになって嬉しい、ありがとう!」と言葉をかけてもらえる事も多く、素直に感謝されたい、との思いで『喜びの提供』を経営理念の一番目に掲げています。
もともとサラリーマンで営業をしていた永島社長は、当時から「関係業者の人を大切に」をモットーに仕事をしていて、独立する際にはこの関係業者の方達が清掃の仕事を無理やり作って発注してくれ、とても助けられたそうです。このような経験から二番目に『感謝の提供』を掲げ、仲間や家族、そして関係会社への感謝の気持ちを忘れない事を明文化しました。

社員重視の研修実践!

  また、永島社長は「変化が止まったら会社は衰退する」と常に意識しながら、仕掛けをして社員が成長できる会社を目指しています。その中でも、社員の研修・教育が最重要と考え、社内外問わず、そして費用を惜しまず、研修を重ねています。
 実務においても種々の施策で社員の成長を図っています。夢合宿と呼ばれる年一回の泊り込みの合宿では、全社員が参加し、次年度の個人目標・業務目標・自主数値目標を社員自ら考え、作成しています。その下準備として情報開示を進め、事前に過去三年間のデータ等も開示しています。最終日に社員が個人目標を全員の前で発表する事など他社では見られないユニークな仕掛けは、一人ひとりの社員の成長促進を図ってのことです。内容はもちろんの事、人前で話すことが上手でない社員も苦手意識を克服し、皆が営業マンになりうるという利点もあります。
 他にも、役職に関係なく、社員が自発的に活動しているボランティア委員会等の社内委員会制度や、全員が同じ話題の本を読み、感動を共有する読書会など『自主活性型組織』を今年のキーワードに掲げるアドバンスサービスは常に企業革新を続けています。

経営上のポリシーは

  永島社長の経営上のポリシーは「まず、一回やってみる。次に改善する。それでもダメな場合は即時撤収すること」。採算が合わない時の撤退など、マイナス面での決断と勇気が経営者にとって重要だと述べられています。また「理想としては社員が万一、退職しても転職先の経営者からお褒めの言葉が貰えるくらいの教育を実施したい」とまで考えています。厳しい時代に生き残るためには、社員の成長と柔軟に変化に対応する企業づくりが欠かせないという永島社長の言葉に説得力と重みがあります。本当に「日本一」になる予感がいたしました。これからの更なるご活躍が内外共、期待されています。

経営理念

  ・私たちは、多くのお客様に『ありがとう』の言葉を頂くことを目標に行動、成長していきます。
・私たちは、健康で働けることを喜びとして、支えてくれる仲間や家族及び関係会社の皆様への、「感謝」の気持ちを忘れません。
・私たちは、強く地域社会から必要とされる会社を目指します。そのための経営改善を続け、1人1人の社員が、満足、成長できる会社を目指します。

会社概要

株式会社 アドバンスサービス
代表取締役 永島信之 
埼玉県越谷市平方2170番地
TEL:048−978−7942  FAX:048−978−7948
E-mail:advan00@advance1997.co.jp
URL::http://www.advance1997.co.jp/

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