12月2日と言えば、秩父夜祭の初日。宵宮(よいみや)です。
恐れ多くも、この日にJAちちぶの秩父農産物直売所を取材させていただきました。
秩父農産物直売所は、電車で行くなら秩父鉄道秩父駅からとなりますが、
秩父駅からはかなり?の距離(3km程度、札所21番観音寺方面)があります。
でも時間に余裕のあるかたは、秩父公園橋を目指してぶらぶらと歩いていくのもいいかもしれません。
歩いた場合については、アクセスのページをご覧ください。タクシーで6分、普通歩いて30分ぐらいです。
なお西武バスで、西部秩父駅や秩父駅からも行けるようですが、未確認です。
さて、秩父駅からのアクセスはとっても簡単です。
それは間違えようの無いランドマークである秩父公園橋を、駅から真っ直ぐに目指せばいいからです。
秩父駅から秩父公園橋に向かう道は、国道72号線にT字型にぶつかり、その交差点(秩父ミューズパーク北口)
を右折して道なりに行けば、左手にJAちちぶの直売所を見つけることができます。
この日は、歩いて向かいました。
宵宮(よいみや)ということでしょうか、午後から音だけの打ち上げ花火が上がっていました。
通りには大勢の警察官も準備で慌しくしており、いよいよ祭りだなという雰囲気が街全体を包んでいました。
しばらくして秩父公園橋に着くと、目の前には紅葉が一面に広がっていました。そこで橋の真ん中あたりで、しばし休憩。
橋を過ぎて右折すると歩道もあったり無かったり。結構車の量も多く、スピードも出しているので注意が必要です。
さて秩父農産物直売所は簡単に見つけられます。
この直売所には、車検も取れる自動車センターが国道に面して併設されており、広い駐車場があります。
写真を撮りながら休み休み歩いて行ったため、結局50分程度かかりました。
お店は普段の日であるにもかかわらず買い物客も多く、賑わっていました。
たくさんの花や、野菜でいっぱいの入り口を通り、お客様で一杯のお店を抜けて、事務所に店長さんを訪ねました。
今日はお忙しい中、山崎店長さんがいろいろと案内をしてくださる事になりました。
比較的広くゆとりのある店内には、JAらしくいろいろな新鮮野菜が数多く並んでいますが、
実は最初におっ!と思ったのは、大きくておいしそうな干し柿。秩父特産品です。
特に「干し柿・半生」というのは珍しい感じがして、ぜひ買って帰りたいと思いました。
次に目を引いたのは、何も載っていない広いテーブル。きっと何かが売切れてしまったのだと思い、
店長に聞くと、朝にとれた"たまご"が午前中で完売してしまったと言うことでした。残念!!
この直売店では、観光客ばかりでなく地元のお客様もかなり多く、リピーターとなっているそうです。
お店の中ほどには、お馴染みの、里芋、八つ頭、竹の子、とうのいも、しゃくし菜などが並んでいますが、
加工品もたくさん売っています。
たとえば、秩父茶、みそ、ちそエキスのほかに、"もろこし饅頭"や"じょうり饅頭"、"黒米入り切りもち"などです。
黒米は、秩父古代米としても有名で、食べるポリフェノールとも言われ健康食品としてよく知られています。
さて秩父農産物直売所は、ここ1、2年で売り上げが伸びはじめたそうです。
近年の健康志向、安全志向が後押ししているとは思いますが、実は顧客の目が肥え(利口になり)、選択肢を広く持つようになった
のではないかと思いました。
例えば、
JAの直売所と言うと、新鮮で安全ではあるけれどもスーパーよりは多少高めの価格設定というイメージが
無いとも言えません。
しかし全てがいつもスーパーより高いわけではなく、
大規模スーパーよりもお買い得な物が見つけられる、また、いつ、何を買うべきかという事を知っている
お客様が増えた! 根付いた! のが今の直売所の顧客ではないかと思うのです。
また山崎店長は、「新鮮さや美味しさなどの価値と価格のバランスです。」と言っていました。
なるほど!!
実際に、秩父駅近くの便利な場所には、有名なスーパーができていますが、それでも直売所の売り上げが伸びているのは
こんなことも理由の一つではないかと思いました。
店長今日はありがとうございました。
あっ! 干し柿買うの忘れた!!
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